サムスン電子 vs アップル韓国内特許訴訟、ソウル地裁が判決を延期…米訴訟を参考にする模様
2012年8月10日 16:34
10日に予定されたサムスン電子とアップルの韓国内特許訴訟に対する判決が、24日午前11時に延期された。
これに対して業界の一部では、米国で行われている両社の訴訟結果を参考するためではないかという推測も出ている。
先月30日に始まった米サンホセにあるカリフォルニア州北部地方裁判所で進行中の米特許訴訟は21日最終審理が予定されている。
ソウル中央地方裁判所関係者は9日、「内容が膨大で、最終点検をして判決文を作成するのに時間を要するため、判決を延期した。重要な訴訟だけに慎重を期するようだ」と伝えた。
2つの会社が互いに特許侵害を訴えている韓国内訴訟は、ソウル中央地方裁判所民事11部(ペ・ジュンヒョン部長判事)が担当している。
サムスン電子は、昨年4月にアップルが米国裁判所にサムスン電子を提訴したことに対抗する形で、アップルがデータ分割転送などに係る特許を侵害したとして、ソウル中央地方裁判所に訴訟を起こした。
これに対してアップルは2カ月後の昨年6月、サムスン電子のスマートフォンとタブレット型端末が自社デザインの特許とユーザーインターフェース(UI)の特許を無断使用したと主張し、訴訟を起こしている。(翻訳:中川)