【銘柄診断】ニチイ学館は英会話事業の損失は吸収し、本業介護の成長見直す流れに転換
2012年8月9日 14:08
ニチイ学館 <9792> に反転相場入りの兆しが出てきた。8月7日に発表された今2013年3月期の第1四半期は営業利益18億6300万円と前年同期比16%の減益となった。
注目点の今年4月から新規進出した英会話事業を含む教育部門は8億7200万円の損失。この部門を勘案すれば、実質的には増益決算との見方も可能だ。主力の介護サービスで有料老人ホームの入居率が上がり収益性が高まったほか、訪問介護のヘルパーが待機する事業所など拠点数を増やし、サービス利用者数は6月末時点で13万8000人と前年同月比5%増加。
医療・介護の本業は引き続き好調に推移している。4月13日の1129円から8月3日の安値696円まで急落した要因である英会話事業については業績面ではひとまず吸収し、本業の好調を見直していくという流れに変わりつつあるようだ。
政府の「日本再生戦略」では、医療や介護、健康関連分野で2020年に50兆円規模の市場創設が計画されており、本業の成長性は改めて評価を高める要素になりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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