GSユアサ、太陽光発電システムを組み合わせた蓄電システムを販売開始
2012年8月8日 17:52
GSユアサは8日、太陽光発電システムと大型リチウムイオン蓄電池を組み合わせ、自然エネルギーを活用した蓄電システムを開発し、販売を開始したと発表した。同システムでは、工場や事業所内で使用する電力のピークカット(シフト)を行ったり、災害時に継続的に電力を供給する防災用電源として活用するなど、様々な使用方法を提案できる。
機器は、主に太陽光発電パネル、パワーコンディショナ、リチウムイオン電池で構成されている。ピークカットシステムでは、昼間の電力使用ピーク時間帯に、太陽光発電パネルで発電された電力と夜間に充電された蓄電池の電力で、系統からの電力消費を極力少なくすることができる。
また防災型システムでは、万一、系統が長期停電した際に、太陽光発電パネルで発電された電力と蓄電池で、情報通信機器などの重要機器に継続して電力を供給し続けることができる。
パワーコンディショナは10~50kWまで10kW単位のユニット構成、蓄電池は16kWhを1ユニットとして、顧客の要求に合わせて容量・システムを個別に設計することが可能。GSユアサでは、主に契約電力100~300kW程度の工場・事務所や病院をターゲットに年間400台50億円の販売を見込んでいる。