東芝、記憶容量3TBを実現したコンシューマ製品向け3.5型HDDを製品化

2012年8月8日 12:34

 東芝は8日、記憶容量3テラバイト(TB)を実現した3.5型のハードディスク装置(HDD)「DT01ACA300」をはじめ、2TB、1.5TBの4シリーズ合計12機種をそれぞれ製品化し、今月下旬から量産を開始すると発表した。

 同製品は、米国のウェスタンデジタル社から取得した資産を活用して東芝が製品化する3.5型HDDの製品。資産取引完了直後から販売を開始した250GB~1TBのコンシューマ製品向け3.5型HDD製品に今回の新製品を加えることで、250GB~3TBの幅広い製品ラインアップを展開することになる。

 「DT01ACA300」、「DT01ACA200」、「DT01ACA150」は、回転数が毎分7,200回転で転送レートが高く、読み書きが多い高性能デスクトップPCなどに適している。「DT01ACA300V」、「DT01ACA200V」、「DT01ACA150V」は、同様に回転数が毎分7,200回転で、規定時間内でデータ転送を処理するストリーム機能を搭載しており、遅延なく動画データ記録再生を必要とするHDDレコーダーなどに適している。また、回転数が5,700回転と5,940回転の低消費電力モデルもラインナップに加えており、7,200回転のモデルに比べて約19~25%の低消費電力を実現している。

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