【銘柄診断】旭硝子は配当利回り5.5%の異常値まで下落、株価底打ちのシグナルに

2012年8月8日 09:54

  旭硝子 <5201> がようやく底を打ち、出直り相場に転じてきた。8月3日に発表された今2013年3月期の第1四半期業績は営業利益が479億円、前期比51%減少の惨憺たるもの。

  ただ、前もって7月11日に今3月期通期の営業利益を1400億円から1000億円(前期比39%減)へ引き下げており、株価には材料出付くしの反応が広がった。通期の営業利益について7月の減額数字を据え置いたことで、業績の最悪期脱出との見方も強まった。

  第1決算発表後、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が投資判断「アウトパフォーム(強気)」を継続し、野村証券も投資判断を最上位に引き上げるなど、アナリストの強気見通しが相次いだことも見直し買いを加速したかたち。

  中勢波動では昨年3月1日の高値1163円から、徹底した整理場面にあっただけに、これから鋭い出直りを継続していくことも考えられる。

  配当利回り5.5%は同社にとっては明らかに異常値で、もうこうした水準にまで売り込まれることはなさそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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