【銘柄診断】エイチ・ツー・オー リテイリングは阪急うめだ本店の建て替えに期待
2012年8月8日 09:53
エイチ・ツー・オー リテイリング <8242> は高値圏での強調が続いている。
７月２６日に今２０１３年３月期の第１四半期決算を発表した。営業利益は１７億１００万円と前年同期比９％増の順調な決算だった。
旗艦店の阪急うめだ本店（大阪市）の販売が、服飾雑貨などの高額商品を中心に計画を上回ったほか、販売費・一般管理費の削減などが寄与したもの。つれて９月中間決算を増額修正したが、それは当初の４億円を１４億円（前年同期３６億６０００万円）へ訂正したもの。
第１四半期で既に１７億１０００万円を計上しているにも関わらず、それを下回る数字を提示しているわけで、やや腑に落ちないところ。第２四半期は工事により阪急うめだ本店の売場が一段と縮小するため、営業赤字を見込んでいることが要因ということなのだが。対して、阪急うめだ本店の建て替えが寄与する下期は大幅増益となり、通期でも２ケタ増益を確保する見通し。
阪急うめだ本店の建て替えへの期待は大きく、株価は同業他社を圧倒的に上回る強さを見せている。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）
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