【銘柄診断】ブロッコリーは好業績発表を契機に人気化するが、人気は短命で終了

2012年8月3日 15:14

  ブロッコリー <2706> (JQS)は7月12日の戻り高値154円からの調整局面。7月11日に好業績を発表したことが高値示現の背景。

  5月に発売したゲームソフト「うたの☆プリンスさまっ♪Debut」の上が好調に推移。関連作品のバックオーダーも順調で、同タイトル関連CDおよび新規のタイアップCDなども伸びている。そのため、今2013年2月期の8月中間決算の営業利益を従来の1億2000万円から3億6000万円(前年同期2億8700万円)へ引き上げた。

  つれて通期の営業利益についても3億3000万円から4億5000万円~5億5000万円へ増額修正した。ただ、問題は売上げ推移。2011年2月期の105億円から前2012年2月期54億円、そして今期は増額修正されたが、それでも36億円~38億円に過ぎない。ピークに比べほぼ3割強の水準だ。

  業績が本格回復を迎えるには売上げの拡大は不可欠な要素である。従って、今回の人気化場面もごくわずかの期間に留まったのも致し方ないところ。株価も調整場面継続の方向が予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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