武田薬品、米J&J社の一般用医薬品7つを日本で独占販売
2012年8月3日 13:21
武田薬品工業は、現在米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)社と、一般用医薬品(OTC医薬品)の禁煙補助剤「ニコレット」を日本で独占的に販売する契約を締結しているが、今回ニコレットに加え、ジョンソン・エンド・ジョンソン社が販売している7つのOTC医薬品ブランドについても、武田薬品が日本で独占的に販売する契約を締結したと、3日発表した。今後両社で準備を進め、今年中に販売およびプロモーション活動を開始する予定。
今回新たに独占販売契約を結んだ7つのOTC医薬品ブランドは、鎮咳去痰薬・鼻炎用薬「アネトン」、解熱鎮痛薬「タイレノール」、鼻炎用薬「コールタイジン」、点眼薬「バイシン」、皮膚治療薬「テレスHi」「テラ・コートリル」「テラマイシン」。
今回の契約によって、武田薬品は、風邪関連薬および点眼薬のカテゴリーを強化するとともに、新たに皮膚治療薬についてもラインアップを獲得することになる。日本での製品ラインアップの拡充は、生活者の健康意識の高まりとともに将来拡大することが予想されるOTC医薬品市場において、武田薬品のプレゼンスを向上させることに繋がる。
なお、今回の契約による一時金の支払いはない。また、武田薬品の2012年度連結業績予想に変更はないという。