【銘柄診断】パナソニックは前3月期をボトムに業績は回復期入りとの認識が強まる

2012年8月2日 13:08

  パナソニック <6752> が7月25日の476円をボトムに戻りを鮮明にしてきた。そして出直りに弾みを加えたのが7月31日の決算発表。

  今2013年3月期の第1四半期の営業利益は386億円と前年同期比7倍に近いV字型の回復決算になった。事前に想定されていた期待値をも上回ったことで見直し人気が高まり、個人投資家の買いが積極的に流入してきている。

  音響・映像(AV)機器の販売は不振だったが、前年度に実施したテレビ事業の構造改革で固定費を削減したことが寄与した。このため前3月期をボトムに業績は回復入りを果たしたとの見方が強まっている。

  ただ、問題はまだAV機器に変わる牽引役が見当たらないこと。従って、7月25日の安値476円からのリバウンド相場が、今後の本格的な戻り相場に結びつくかどうかは業績回復基調の強さだろう。基本的にはPBRは0.7倍という割安な水準からの訂正高場面で、この面では上値余地はなお大きいと判断できる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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