ローソン、NECのタブレット端末「LifeTouch L」1600台を導入

2012年8月2日 11:08

 NECは1日、ローソンから、店舗指導員である「スーパーバイザー(SV)」の業務を効率化し、経営指導力強化に貢献するIT基盤を受注したと発表した。8月からタブレット端末「LifeTouch L(ライフタッチエル)」1,600台をローソンへ導入し、SVの業務効率化に貢献する。また、NECの「スマートデバイス管理サービス」により、タブレット端末のセキュリティ確保と端末管理の負担を軽減する。

 具体的には、これまで紙で作成しパソコンで集計していた各種報告レポート(品揃え確認、衛生チェック、防犯管理等)をタブレット端末にて作成。タブレット端末から直接本部にレポートのデータを送付することが可能になり、作業時間の短縮を実現する。

 また、タブレット端末のカメラで撮影した写真を添付し業務報告をすることができ、より正確でわかりやすい報告が可能になる。さらに業務日報や勤怠管理など、タブレット端末上でパソコンと同様の処理が可能となり、事務処理時間の削減による経営指導業務の時間創出が実現する。

 1600台の端末管理には、クラウド型MDM(Mobile Device Management)サービス「スマートデバイス管理サービス」を提供。企業固有のセキュリティポリシーに対応したセキュリティ対策を管理者が一元的に徹底管理できるとともに、組織体制や業務に応じた柔軟な端末・利用者管理を実現する。

 また、アプリケーション/データ配信機能により、管理者が業務用アプリケーションの端末への登録や更新ができるほか、ウィルススキャンソフトの設定や状態確認も一元的に行えるため、全端末で最新のアプリケーションを利用でき、かつ安全な状態を維持できる。さらに、アクティブディレクトリ(AD)との連携機能により、ADで管理しているユーザ情報を「スマートデバイス管理サービス」側で利用することができるため、人事異動などを速やかに端末管理へ反映させ安全な利用環境を提供する。

 ローソンは今後、「LifeTouch L」を活用したテレビ会議や、動画による業務報告などSVのさらなる業務効率化や経営指導力強化施策を検討している。

関連記事

最新記事