【銘柄診断】ファナックは基本的な成長路線は不変、底値探りからの脱却場面は近い
2012年8月1日 15:54
ファナック <6954> が再び波乱の様相を呈してきた。輸出関連株全般の低調な動きに巻き込まれたものと思われるが、押し目買い到来との見方から個人投資家は積極的に動いており、値ごろ感が働くレベルに到達したようだ。
今2013年3月期の第1四半期の営業利益は541億円と前年同期比1%の減益となった。営業利益が四半期ベースで前年実績を下回るのは10年3月期第3四半期(10年10-12月)以来10期ぶり。主戦場の中国で、工作機械に搭載するNC(数値制御装置)の売上が伸び悩んだことが要因。
しかし、受注高が前四半期比で回復したため、先行き不安は解消されたとみるアナリストも居て、そこらあたりが個人投資家の買いを引き付ける要因になっている。
基本的には目先のブレはあっても、中期的な成長路線は変わらないとの見方が多いようだ。そろそろ底値探りの動きから脱却してもおかしくない。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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