日産、「セレナ S-HYBRID」を発売 15.2km/Lの低燃費ミニバン

2012年8月1日 12:35

 日産自動車は、ミニバン「セレナ S-HYBRID」を8月1日より全国一斉に発売した。価格は238万4,550円(税込)から。

 「セレナ」は、家族のためのミニバンとして、室内空間の広さや使い勝手の良さなどが顧客に評価され、2011年度に引き続き、2012年上半期(1-6月)においてもミニバン販売台数1位となるなど、大変好評を博している車種。

 今回、「セレナ」に採用したS-HYBRID(スマートシンプルハイブリッド)は、従来から搭載しているECOモーターのエネルギー回生発電量と出力を高めて補助原動機化し、蓄電容量を高めるためのサブバッテリーをエンジンルームに追加することで実現したシンプルでコンパクトなハイブリッドシステム。ハイブリッドシステムのすべてをエンジンルームに収めることで、「セレナ」の特長であるクラス最大の室内空間や使い勝手の良いシートアレンジはそのままに、クラス1位の低燃費(15.2km/L:JC08モード燃費/2WD)を実現し、自動車取得税と自動車重量税がクラスで唯一免税となる。

 さらに、「セレナ S-HYBRID」は、ヘッドランプのブルーインナーレンズや高輝度LEDリヤコンビネーションランプ、クリアタイプのLEDハイマウントストップランプを採用し、マルチグラフィックアッパーメーターにS-HYBRID専用表示を加えるなど内外装でも「セレナ」の魅力を高めながら価格設定を抑えている。

 また、「セレナ S-HYBRID」の発売にあわせ、「セレナ」全車で2列目・3列目のシート中央席にELR3点式シートベルトを標準装備とし、転がり抵抗を低減して燃費性能を高めた低燃費タイヤを採用した。ハイウェイスター(2WD/4WD)には、顧客からの要望が多かった助手席側ワンタッチスライドドアを標準装備した。

 なお、4WDのアイドリングストップシステム搭載車は、燃費を改善させたことで自動車取得税と自動車重量税が75%減税に、また20S(2WD/4WD)は50%減税となる。

 日産は、究極のエコカー「ゼロ・エミッション」とエンジン進化型エコカー「PURE DRIVE」を二本柱としてCO2排出量の削減に取り組んでおり、「セレナ」もS-HYBRID(2WD)やアイドリングストップシステム(4WD)を搭載したPURE DRIVEの1モデルとなっている。

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