【銘柄診断】ツガミはスマフォ特需一巡を懸念する下落相場は終了、増額などに視点が移行

2012年7月31日 16:04

  ツガミ <6101> が7月30日に発表した今2013年3月期の第1四半期の決算は前3月期から参入したスマートフォン向けの自動旋盤が中国で販売が急拡大したことにより、営業利益は33億1000万円と前年同期比5.2倍に膨らんだ。

  ただ、こうした好業績は決算発表前から予想されていたこと。そして今3月期の見通しについては営業利益88億円と前期比倍増強の見通しが据え置かれた。決算は前場の引け後に発表されたが、後場に入りマイナス圏に売られる展開となった。

  スマフォ関連の中国向けの受注は昨年12月から急増したが、足元はペースダウンの状況で、そこらあたりが先行きの業績不安感につながっている。ただ、9月中間決算の営業利益48億円に対し、第1四半期の進捗率は約69%に達している。少なくとも中間決算は上振れだろうし、それは通期の増額にもつながる方向が予想される。

  先行き不透明はロングランで織込んできただけに、次第に増額などの期待感を織込む相場になりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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