【銘柄診断】グリーは個人の値ごろ買いが継続、業績低迷は一時的との見方も台頭
2012年7月31日 15:35
グリー <3632> は7月26日に1170円と、6月4日の安値1050円に接近、低調な展開が続いている。SNSゲームのコンプガチャ廃止による先行きの収益ダウンを恐れてのものだが、そうした状況を踏まえた上で個人投資家の買いが継続的に流入している。安値接近によるリバウンド狙いの短期資金と思われるが、それなりに投資家の底値感を示しているのかもしれない。
コンプガチャ廃止の影響が一部にとどまる前2012年6月期は好調な決算となった模様だが、焦点は来2013年6月期。コンプガチャ廃止がフルに寄与してくるため伸び率が大きくダウンするのは避けられそうにない。
ただ、スマートフォンの普及に伴いゲーム需要はまだ伸びる方向にあり、株価は目先の悪材料を織込んで売られ過ぎの局面に入ったとのアナリストの見解も出てきている。8月14日の決算発表における来6月期の見通しが株価の帰趨を決めることになりそう。
直近7月20日申し込み現在の信用残は売り762万株、買い1228万株と拮抗し日証金では連日株不足状態となっている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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