【アナリストの眼:老朽化インフラ設備更新(下)】関連銘柄を探る

2012年7月30日 14:47

【アナリストの眼:老朽化インフラ設備更新(下)】関連銘柄を探る

■更新需要はコンクリート関連中心に広範囲

  関連セクターは多岐にわたるが、上下水道、道路、橋梁、トンネル、公共施設などの工事関連セクター、セメント、アスファルト合材、塩ビ管、コンクリートヒューム管、鋳鉄管、鉄筋・鉄骨などの建設資材関連セクター、油圧ショベルや道路機械などの建設機械関連セクター、浄水場や下水処理場などの設備機器関連セクター、設計などの建設コンサルタント関連セクター、などがあるだろう。

  工事関連セクターの主要銘柄としては、ゼネコンではハザマ(東証1部 <1719> )、高松コンストラクショングループ(東証1部 <1762> )、第一建設工業(ジャスダック <1799> )、大成建設(東証1部 <1801> )、大林組(東証1部 <1802> )、清水建設(東証1部 <1803> )、鹿島(東証1部 <1812> )、鉄建建設(東証1部 <1815> )、西松建設(東証1部 <1820> )、大豊建設(東証1部 <1822> )、前田建設工業(東証1部 <1824> )、奥村組(東証1部 <1833> )、大和小田急建設(東証1部 <1834> )、東鉄工業(東証1部 <1835> )、熊谷組(東証1部 <1861> )、矢作建設工業(東証1部 <1870> )などがあるだろう。

  道路関連では、三井住建道路(東証2部 <1776> )、佐藤渡辺(ジャスダック <1807> )、NIPPO(東証1部 <1881> )、東亜道路工業(東証1部 <1882> )、前田道路(東証1部 <1883> )、日本道路(東証1部 <1884> )、大林道路(東証1部 <1896> )、世紀東急工業(東証1部 <1898> )などがあるだろう。

  特殊地盤工事では、サムシングホールディングス(ジャスダック <1408> )、麻生フォームクリート(ジャスダック <1730> )、太洋基礎工業(ジャスダック <1758> )、テノックス(ジャスダック <1905> )、日本基礎技術(東証1部 <1914> )、ライト工業(東証1部 <1926> )、日特建設(東証1部 <1929> )などがあるだろう。

  橋梁関連では、ショーボンドホールディングス( <1414> )、ビーアールホールディングス(東証2部 <1726> )、コーアツ工業(大証2部 <1743> )、富士ピー・エス(大証2部 <1848> )、ピーエス三菱(東証1部 <1871> )、宮地エンジニアリンググループ(東証1部 <3431> )、横河ブリッジホールディングス(東証1部 <5911> )、日本橋梁(東証1部 <5912> )、駒井ハルテック(東証1部 <5915> )、瀧上工業(東証2部 <5918> )、高田機工(東証1部 <5923> )、川田テクノロジーズ( <3443> )などがあるだろう。

■建機レンタル、建設コンサルにも需要期待

  海洋土木関連では、不動テトラ(東証1部 <1813> )、青木あすなろ建設(東証1部 <1865> )、青木マリーン(大証2部 <1875> )、東亜建設工業(東証1部 <1885> )、若築建設(東証1部 <1888> )、東洋建設(東証1部 <1890> )、五洋建設(東証1部 <1893> )などがあるだろう。

  建設資材関連には、セメント、アスファルト合材、塩ビ管、コンクリートヒューム管、鋳鉄管、鉄筋・鉄骨などがあり、関連銘柄としては、トクヤマ(東証1部 <4043> )、積水化学(東証1部 <4204> )、住友大阪セメント(東証1部 <5232> )、太平洋セメント(東証1部 <5233> )、日本ヒューム管(東証1部 <5262> )、栗本鉄工所(東証1部 <5602> )、日本鋳鉄管(東証1部 <5612> )、三菱マテリアル(東証1部 <5711> )、カネソウ(名証2部 <5979> )、クボタ(東証1部 <6326> )、日建工学(東証2部 <9767> )などがあるだろう。

  建設機械関連では、コマツ(東証1部 <6301> )、住友重機械工業(東証1部 <6302> )、日立建機(東証1部 <6305> )、酒井重工業(東証1部 <6358> )などがあるだろう。

  建設機材レンタル関連や建設資材商社関連では、小野建(東証1部 <7414> )、ニッパンレンタル(ジャスダック <4669> )、カナモト(東証1部 <9678> )、西尾レントオール(大証1部 <9699> )などがあるだろう。

  浄水場などの設備機器関連では、水道機工(ジャスダック <6403> )、日立製作所(東証1部 <6501> )、東芝(東証1部 <6502> )、三菱電機(東証1部 <6503> )、富士電機(東証1部 <6504> )、明電舎(東証1部 <6508> )などがあるだろう。

  建設コンサルタント・その他関連としては、日本工営(東証1部 <1954> )、日本上下水道設計(東証2部 <2325> )、オリジナル設計(東証2部 <4642> )、川崎地質(ジャスダック <4673> )、福山コンサルタント(ジャスダック <9608> )、建設技術研究所(東証1部 <9621> )、長大(東証2部 <9624> )、応用地質(東証1部 <9755> )、オオバ(東証2部 <9765> )、大日本コンサルタント(東証2部 <9797> )などがあるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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