ロボットにおける倫理的問題

2012年7月27日 19:31

あるAnonymous Coward 曰く、 現在、米国では軍事用ロボットの導入が進んでいる。無人での爆撃を行える無人航空機などもロボットの一種と考えることができるが、これに対し、「ロボットの倫理」の専門家であるカリフォルニア理工州立大学のパトリック・リン准教授へのインタビューがウォール・ストリート・ジャーナルに掲載されている。

 問題となっているのは、無人航空機による空爆は暗殺に似ている、という点や、このような行為は戦争とはされていない点だ。米国では軍事用ロボットの研究開発が盛んであるため、このような「ロボットの倫理」についても多くの議論がされているという。

 しかし、ロボットの倫理については軍事用だけでなく、それ以外の分野でも議論されるべきだという。たとえば自律動作する自動車が事故を起こして人を傷つけたらどうするべきなのか、またロボットによって奪われる職についてはどうなのか、などだ。

 日本ではロボットの技術面は多く議論されているが、このような倫理面での議論を増やすことも、将来に向けて必要になるのかもしれない。

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