【銘柄診断】ジャックスは今期の減益見通しを乗り越え、中期的な業績回復を評価

2012年7月27日 16:40

  ジャックス <8584> は6月4日の安値203円をボトムに7月5日の271円まで戻り一波を形成した。現在はそこからの調整過程だが、目先調整が一巡の気配を強めており、上昇二波入りが有力だ。

  リボショッピング残高の増加でカードショッピング収益が増加するほか、太陽光発電システムを中心に一般月販が増収に転じるものの、カードキャッシング収益の落ち込みが続く見通し。そのため今2013年3月期は経常利益90億円、前期比32減へダウンする見通しにある。

  今3月期をスタートに、2015年3月期を最終年度とするさらなる収益アップを想定した新中期3ヵ年経営計画を策定した。クレジット事業では太陽光発電システムや住宅リフォームなどの住関連分野に注力し、カード事業では加盟店との連携強化で顧客基盤の拡充を図る。さらに、ベトナム現地法人が二輪車の販売金融でホンダベトナムとの提携による取扱店舗拡大を進めており、成長が期待されている。

  最終年度の2015年3月期は経常利益125億円と、今期予想に比べ38%アップを想定している。株価は足元の業績低迷から、来期以降の業績アップへ視点が移ってきている。基本的に上昇トレンドに乗っているようだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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