ホンダ、「スーパーカブシリーズ」にビジネス仕様タイプを追加

2012年7月27日 13:44

 ホンダは27日、「スーパーカブシリーズ」に、積載性に優れた大型のフロントバスケットとリアキャリアを標準装備したビジネスモデル「スーパーカブ50 プロ」と「スーパーカブ110 プロ」をタイプ追加し、それぞれ9月14日に発売すると発表した。価格は「スーパーカブ50 プロ」が20万8,950円(税込)、「スーパーカブ110 プロ」が24万9,900円(税込)。

 今回の「スーパーカブ50 プロ」と「スーパーカブ110 プロ」は、“ニューベーシックカブ”を開発コンセプトにフルモデルチェンジしたスーパーカブ50およびスーパーカブ110をベースに、新聞配達や宅配用途で求められる取り回しの良い車体サイズや優れた積載性を備えたビジネスモデルとして開発している。

 車体は、両モデルともに、優れた取り回しに寄与する小径14インチタイヤを前・後輪に採用。サスペンションは、フロントのインナーチューブとリアのスプリングサイズを大径化するとともに、ストローク量もアップするなどにより、荷物積載時の走行安定性を高めている。さらに、フレームマウントの大型フロントバスケットと、大型リアキャリアを標準装備することで、配達業務はもとより、ショッピングやアウトドアでのレジャーにも適した仕様としている。

 エンジンは、スーパーカブ50とスーパーカブ110に採用し好評を得ている、低フリクション技術を多岐にわたって採用した高効率の空冷・4ストローク・単気筒を搭載。低・中回転域を重視したトルク特性と減速比の最適化によって、荷物積載時の取り回しの良さを実現している。また、「スーパーカブ50 プロ」には、「スーパーカブ110 プロ」と同様に、4速ミッションの採用に加え、発進と変速でそれぞれ独立したクラッチ機構を備えた2段クラッチシステムを採用したことで、変速時のショックを軽減している。

 車体色は、両モデルともにパールバリュアブルブルー1色の設定となっている。

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