花王、インドネシア第2工場を新設 約100億円を投資
2012年7月26日 17:27
花王は26日、インドネシアの急速な経済発展にともなう家庭用製品の需要拡大を見込み、安定的な供給体制を強化するため、第2工場をジャカルタ郊外のカラワン工業団地に建設すると発表した。敷地面積は現工場の1.6倍となる約14万平方メートルとなる。第2工場は2012年10月に着工、2013年末に稼動開始する予定。投資額は用地の確保と新規設備投資を合わせ約100億円。
現在稼動中のチカラン工場はフル稼動に近い状況にあり、現有敷地では将来の規模拡大に限界があることから生産拠点の追加を決めた。第2工場はジャカルタ郊外のカラワン工業団地に新設し、衣料用洗剤、生理用品などの生産能力アップを図るとともに、ベビー用紙おむつなど将来的な事業拡大にも対応する。
また、第2工場は現在建設中の香粧品などの原料に使用する界面活性剤や産業用化学製品を製造する花王インドネシア化学新工場と隣接し、効率的な生産活動をめざしていく。