【銘柄診断】日本曹達は上昇2波へ値固め局面、好業績出遅れ株として見直し人気高まる
2012年7月26日 09:40
日本曹達 <4041> は7月24日に328円と7月3日の戻り高値327円を更新し、チャート的には2段上げ波動入りとなってきた。国際穀物市況を背景とする農薬株人気が波及してきたもの。好業績出遅れ株としての資質は十分で、戻り相場のスケールアップが期待できそう。
2011年12月に買収したフランスの化学品製造会社が増収に寄与する見通しにあるほか、化学品事業は工業薬品が回復、農業化学品事業も子会社の殺菌剤の生産開始が寄与、商社事業はウレタン材料や建設関連製品などの回復が見込まれている。そのため、今2013年3月期は営業利益52億円と前期比10%の増益が見込まれている。
そうした好業績にも関わらずPERは8.8倍、PBRは0.6倍とともに割安が目立つ。一方信用の取組みは売り残52万株、買い43万株と売り長状態。ただ、日証金では逆日歩発生には至っていない。ここらあたりが改善するようだと、戻り相場に弾みを加えていく要因になりそう。もとは仕手性の強い株だけに、個人投資家の買いが流入する可能性もありそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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