【銘柄診断】山崎製パンはコンビニの出店拡大の恩恵を享受、原料安のメリットも大きい
2012年7月26日 09:38
山崎製パン <2212> が出直り歩調を強めてきた。ここ小麦市況が急上昇してはいるが、4月から輸入小麦の政府売り渡し価格が下がったことを受けて製粉各社が7月に一斉に値下げに動いている。
同社にとってはかなりの原料安メリットとなるが、これを収益向上に結びつけることが出来るようだと増益幅が広がる可能性もある。そうした点を踏まえ証券会社がレーティング引上げ、目標価格も引上げたことで見直し人気が向かいつつある。
今2012年12月期は営業利益320億円と前期比11%増益が見込まれている。これまでのピークである1993年12月期の337億円に後一歩の水準に迫る。大きな流れとして、同社最大の販売先であるコンビニエンスストア各社が積極的な出店拡大に動き、かつ収益性改善の取り組みがここへきての収益上昇に結びついている。
直近7月20日申し込み現在の信用の取組みは売り残86万株に対し、買い残はわずか8万株。日証金では7月23日売買分から逆日歩が発生し始めており、需給が株価を後押ししていくことになりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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