【銘柄診断】ホシザキ電機は梅雨明け・猛暑本番で節電関連人気を再燃し急反発
2012年7月25日 16:42
ホシザキ電機 <6465> は25日、前場42円高の2050円と4営業日ぶりに急反発し、7月20日につけた年初来高値2100円に肉薄し、後場もプラス圏で売り買いが交錯している。
遅れていた九州地方が、7月23日に梅雨明けとなり、全国的に猛暑到来となったことをキッカケに、同社の「節電レストラン」キャンペーンを見直し業務用製氷機などの需要拡大思惑を強め買い再燃となっており、8月初めに発表予定の今12月期第2四半期(2Q)累計業績の上ぶれ観測もフォローの材料となっている。
同社は、「節電レストラン」キャンペーンでは、「節電日記」により各種の節電メニューを訴求するとともに、業界トップクラスの省エネ性能のインバーター制御の業務用冷凍冷蔵庫の新シリーズなどを新発売した。
今12月期業績は、経常利益を130億円(前期比5%減)と減益転換を予想したが、今年5月に発表した第1四半期業績は、病院、老人健康施設などの新領域への営業活動積極化などもサポートし2ケタの連続増益と続伸して期初予想の2Q累計業績に対して高利益進捗率を達成、2Q累計業績の上ぶれ着地、減益転換率の縮小が期待されている。東洋経済会社四季報夏号では、利益の1億円前後の上ぶれが観測されている。
株価は、投資採算的に割安感は小さいが、夏高習性を発揮して上値追いが続きそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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