世界でもっともブロードバンドが高速で安いのはラトビアの首都リガ

2012年7月24日 18:45

taraiok 曰く、 世界でもっともブロードバンドが高速で安いのは、ラトビアの首都であるリガだそうだ(NEW AMERICA本家/.)。

 Open Technology Instituteが、世界中にある22都市885ものISPで高速ブロードバンドの価格を比較した結果分かったという。レポートによると、もっとも安価なブロードバンドサービスを受けられるのはラトビアの首都リガ。インターネットと電話、テレビサービスをセットにした「トリプルプレイ」サービス対応で、アップロード速度は5Mbps、ダウンロード速度は20Mbps、そして回線費用は25.43ドルだという。また、アップロード・ダウンロード速度ともに100Mbpsで31.14ドルという低価格・高速回線サービスも用意されている。

 また、トリプルプレイが提供されている中でもっともコストパフォーマンスが良いとされたのはフランスのパリ。同市では電話およびテレビサービスに対応、回線速度も100Mbpsながら約35ドルでサービス提供を受けられる。

 対照的にアメリカは価格が高く、トリプルプレーに対応しているなかでもっとも安価なラファイエットでもその価格は65ドルで、しかも回線速度は6Mbpsにすぎないという。米国はブロードバンドの国際競争力が大きく落ち込んでいるといい、米国の消費者は海外よりも接続速度が遅いサービスに高い値段を支払う傾向があるという。その原因は政府のブロードバンド政策が不足している点や、大手通信会社VerizonとAT&Tのブロードバンド寡占による競争の停滞、モバイル偏重の投資にあるという。

 なお、日本はYahoo! BBが35ドル予算のランキングで2位、有線接続で6位、無線で5位となっている。

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