【銘柄診断】不二サッシはLED、太陽光発電システムに参入、中期成長路線を評価へ
2012年7月24日 16:13
不二サッシ <5940> (東2)は7月3日の戻り高値86円からの調整場面にあるが、仕手系株の波乱もあってここやや下げ幅を広げる展開。4月24日に97円の高値を示現しているが、この時は短期急騰相場となり、その後の調整も同じように短期下げに見舞われ、上値のしこりは残されたままの状況にある。
業績は好調。主力事業であるビルサッシ事業が順調に推移しているほか、今後の成長が期待されるリニューアル市場の開拓を推進し、アルミ加工品・アルミ精密加工品分野を強化している。そのため前2012年3月期の83%の大幅営業増益に続き、今2013年3月期も営業利益25億円と前期比22%増益が見込まれている。
ここらあたりまでは、株価には既に織り込み済みの感もある。ただ、同社の独自開発の面発光LEDプレートをアルミ建材に組み込みビルの外壁照明にするなどLED事業に参入したほか、さまざまな建築部材へ組み込み可能な太陽光発電システムを手掛けるなど有望分野を拡大、中期計画では2014年3月期に営業利益30億円以上を目指している。そうした中期路線への評価はまだこれから。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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