【銘柄診断】クスリのアオキは連日の最高値、梅雨明けを受け連続最高純益買いが加速
2012年7月24日 15:28
クスリのアオキ <3398> は24日、212円高の3150円と3営業日続伸、連日の上場来高値更新となっている。6月28日の決算発表で今5月期純利益を連続の過去最高更新、連続増配と予想したことから内需割安株買いが続いているが、同社が地盤とする北陸地方が、7月18日に梅雨明けと発表されたことから猛暑関連人気もオンして買い加速となっている。
同社の業績は、前期純利益が、期中の上方修正値を上ぶれ20億6200万円(前々期比96%増)と前々期の過去最高を大幅に更新し、配当も30円(前々期実績22円)に増配した。ドラックストアを地盤の北陸3県のほか新潟・群馬県を含めて12店舗新規出店、調剤薬局も同じく12薬局を新規開設して営業エリアを拡大、既存店も19店舗を改装、商品別でも、薬局で処方の医療用医薬品の調剤部門の前々期比40%増を筆頭に医薬品、健康商品のヘルス部門、カウンセリング化粧品、フェイスケア商品のビューティ部門など全部門の売り上げが続伸したことが好決算要因となった。
今期業績は、薬事法改正に伴う薬種商制度が廃止されたことから薬種商子会社を解散し単独決算となるが、実質で連続過去最高更新を見込んでいる。ドラッグストアで20店舗を新規出店と加速、調剤薬局も11店舗新規開設することが寄与するもので、純利益は21億2000万円(前期比3%増)と見込み、配当も32円に連続増配する。
株価は、好決算発表とともに年初来高値まで500円高し株価急伸とともに信用売り残も積み上がり売り長となり逆日歩がつく好需給となっている。PER11倍台の内需割安株買いに弾みをつけよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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