SGホールディングス、インドの国際物流会社に資本参加 株式26%を取得
2012年7月24日 12:25
佐川急便などを傘下に持つSGホールディングスは、SGホールディングスグループ(SGHグループ)の事業基盤の一層の強化を図るため、特に高成長が見込まれる新興国における国際物流事業の展開を検討してきたが、今回インド・バンガロール市に本社を置く国際物流会社Sindhu Cargo Services Limitedの株式の26%を取得し、同社へ資本参加を行ったと24日発表した。
Sindhu社は、バンガロール、チェンナイ、ツチコリン等の主要空港および港湾を中核拠点として、南インドにおける通関事業者・フォワーダーとして確固たる事業基盤を確立すると共に、インド全域で22拠点を展開するなど積極的な事業拡大を進めている。また、通関・フォワーディング事業における顧客基盤と競争力を活かし、拠点周辺における配送事業や倉庫事業への業容の多角化も図ってきている。
SGホールディングスはSindhu社への資本参加により、SGHグループにとって最初のインド市場進出の足掛かりを獲得するとともに、同社を強力な現地パートナーとして国際物流ネットワークの拡大強化を図っていく。また、SGHグループの持つデリバリー事業や倉庫事業、3PL事業のノウハウをSindhu社に提供することで、インド国内物流市場での事業拡大も推進していく。
なおSGホールディングスは、1年後にSindhu社から株式を40%まで追加取得する権利を得ており、更なるパートナーシップの強化を図り、SGHグループのインド事業の基盤構築ならびに国際物流事業の拡大を進めていく。
また、SGホールディングスは今回、シンガポールに中間持株会社(社名:SG HOLDINGS GLOBAL PTE. LTD.)を設立。この中間持株会社については、将来的にはSGHグループの海外事業統括会社への移行を視野に、機能強化を図っていく方針。