【銘柄診断】日産化学工業は好業績評価の流れに穀物関連株人気がプラス、逆日歩攻勢も
2012年7月23日 15:07
日産化学工業 <4021> が戻りを鮮明化、20日には823円まで買い進まれ、3月1日の843円にあと一息に迫ってきた。
今2013年3月期の好業績を評価する流れが進んでいるところに、ここ市場のテーマとなっている穀物関連株の一貫としての人気がプラスされ、上げ足も軽快なものになってきた。
さらに、外資系証券は機能性材料の液晶配向膜「サンエバー」がスマートフォンへの採用や、中国パネルメーカーへの出荷拡大などで計画を大きく上振れ、農薬も除草剤「ラウンドアップ」の出荷がまとまったほか、半導体関連、医薬なども合わせ全体にわたって売上げが好調なことを指摘。
今2013年3月期の第1四半期の業績は想定数字を上回るとの見方を強めている。今3月期の営業利益172億円、前期比11%増という会社側の見通しについては増額修正との見方が強かったが、今3月期第1四半期の実際の好スタートを受け、増額修正への期待が確信に変わっていく方向が予想される。
信用の取組みは7月13日申し込み現在では売り残71万株、買い残33万株の大幅売り長。日証金では連日逆日歩が発生。逆日歩攻勢が踏み上げ人気を加速する方向が予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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