【銘柄診断】東鉄工業はまだ割安訂正高の途上、好環境を帆に受けた業績上伸織り込みへ

2012年7月23日 15:07

  東鉄工業 <1835> が力強い上昇波動を描いている。7月10日に990円の年初来高値を示現、現在はそこから一呼吸入れているところだが、押し目買い人気が強く、押しはごく浅いものにとどまっている。高値整理から再び新展開に歩をすすめる可能性は十分だろう。

  7月3日、JR東日本 <9020> は3月に発表した約1000億円の耐震補強工事に更に約2000億円の追加工事を実施すると発表、軌道保守に強みを持つ同社の受注増、その先の収益アップに期待が膨らんでいる。

  さらに同社は鉄道だけでなく首都高でも実績を持つ。首都高では道路の約3割が建設から40年以上経ち、老朽化が進んでいるため、本格的な耐震補強や大改修が必要で、同社の収益環境は明るい。

  今2013年3月期は営業利益67億円、前期比1%増の慎重見通しでスタートしているが、アナリスト筋の間では増額が規定路線になっている。現在の予想でもPERは8.4倍と割安。まだ割安訂正高の途上に位置しているようだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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