【銘柄診断】ダイキン工業は出遅れ買いのタイミングを待つ、リチウム電池に進出へ
2012年7月23日 15:06
ダイキン工業 <6367> の出遅れが目立っている。7月4日に2245円の戻り高値を示現したものの、その後は売り直される足取り。
戻り高値そのものが2月29日の高値2462円にはるかに及ばない中途半端な戻りであったから、もたもた感がより強いものになっている。
しかも、同業富士通ゼネラル <6755> は年初来高値に後一歩の水準にまで到達しており、いつ出遅れ買いが回ってきてもおかしくない。
主力の空調・冷凍機事業では、この4月に江蘇省蘇州市の新工場が住宅用エアコンの生産を開始。7月には、インドで住宅用エアコンの生産開始を予定するなど、新興国のボリュームゾーンの開拓を推進。市場環境の厳しい国内部門や欧州部門でも、差別化商品の投入によるシェアの向上やコストダウンを図る。
そのため今2013年3月期は営業利益1000億円と前期比23%増益が見込まれている。タイミングよく、20日にリチウムイオン電池に使う電解液の製造を始めると発表した。原料の配合を工夫して電池容量を2割増やせる高機能電解液の量産を始め、2013年1月に販売を開始する予定だ。
信用買い残は4月20日申し込み現在の254万株から直近7月13日申し込み現在では145万株にまで減少、需給も軽い状態になっている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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