【銘柄診断】セイコーホールディングスは好業績評価の個人投資家の買いが継続的に流入

2012年7月23日 15:06

  セイコーホールディングス <8050> は7月5日に268円まで買い進まれたが、以後整理に入り、為替の円高への振れを嫌気して、ここ調整を鮮明にしている。

  6月1日にタイ洪水で被災した工場について、受取保険金10億円がプラスになることで、今2012年3月期の純利益が10億円の増額となることが明らかになった。そのため、高値が7月5日と人気が長続きした要因である。

  一方、ウオッチ事業はブランド品などの堅調が継続する見込みにあるほか、電子部品事業は半導体の需要が回復し、利益面でも不採算のディスプレイ事業の撤退の効果、人員削減など構造改革の効果が寄与する。そのため、今3月期は営業利益110億円と前期比63%の大幅増益が見込まれている。

  途中、多少の増減はあるが信用買い残は5月11日申し込み現在の95万株からほぼ一貫して増加、直近7月13日申し込み現在では212万株に達した。個人投資家の先高感の強さを表したものと思われる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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