【銘柄診断】パナソニックは下げを買い場と見た個人投資家の買いが流入、底打ち近づく
2012年7月21日 11:11
パナソニック <6752> はここへきて再び売り込まれ、6月4日の年初来安値495円に接近場面だが、下げを買い場と見た個人投資家の買いが膨らみ、底打ち場面が近づいているニュアンスだ。
不振の薄型テレビ事業が業績の足を引っ張ってきたが、ここへきて、テレビ本体の事業が4月と5月の2カ月連続で黒字だったとの見方が伝わり、買いの根拠になっている模様だ。
ただ、パネル事業は依然として赤字で、薄型テレビ全体では赤字が続いているという。赤字垂れ流しの状況にひとまず歯止めがかかりつつあるようだ。
津賀社長は全社で約90ある事業の収益性を1つ1つ見直していき、年度内に、成長・縮小・撤退の方向性を明確する方針を明らかにしている。ただ、テレビに続く次の収益の柱が見つからない状況には変わりない。
もっとも、それが見えてきた場合には株価は大きく居所を変えているわけで、だから今の低い株価水準にとどまっている。先行きへの期待を抱えながら戻り相場を模索する方向が考えられる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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