【銘柄診断】JXホールディングスは好悪材料が綱引き、株価指標は格別に割安な位置
2012年7月21日 11:10
JXホールディングス <5020> が7月18日に353円へのダメ押しを入れ、ようやく底入れ気分が漂ってきた。
新潟県佐渡南西沖での石油天然ガス試掘調査で、同社子会社のJX日鉱日石開発が事業実施者として参加することが明らかになり、株価は7月2日の418円まで上昇した。
しかし、7月13日に傘下のJX日鉱日石エネルギーが水島製油所(岡山県倉敷市)のB工場で2000年以降、検査内容を虚偽報告する法令違反があったと発表。関連する液化石油ガス(LPG)タンクや常圧蒸留装置を順次停止し、安全性を確認するまで停止する計画だ。つれて証券会社がレーティングを引き下げ、失望売りに拍車がかかった。
その後は家庭用燃料電池「エネファーム」の4―6月の受注が前年同期で約2.5倍と好調な伸びを示していると伝えられるなど、材料に翻弄される展開となっている。
今の株価水準は利回りが4.2%、PBRが0.5倍と格安の水準。相場は基本的には上を向いているようだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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