【銘柄診断】日本ハムは安定した収益体質構築を見直す、連日の逆日歩も株価を支援
2012年7月19日 15:52
日本ハム <2282> が高値圏で頑強な動きを続けている。今2013年3月期は営業利益300億円と前期比13%の増益が見込まれている。
前2012年3月期の20%の営業減益の最大要因は鶏肉市況の低迷。鶏肉在庫は7月頃に調整され、国産鶏肉は秋口から緩やかに反発する見込みで、今3月期増益転換の最大の要因。今回の鶏肉のように、過去には食肉市況に強い影響を受け、業績の変動が大きくなる体質にあった。
しかし、5月17日に発表された「新中期計画パート4」において、事業リスクを軽減、安定した収益体質を構築すべく、構造改革に乗り出したことが明らかになり、同社に対する評価が前進する可能性が強くなってきた。
食肉川上事業では調達力・供給力を強化。水産・乳製品事業では原料調達強化と自社製品拡販を図り、グループ各社連携による販売プロモーションを強化する。ASEAN、北米、中国、欧州での海外事業では現地販売や三国間貿易拡大を行うことなどが骨子。
直近7月13日申し込み現在の取組みは売り残30万株に対し、買い残はわずか4万株に過ぎない。日証金では連日逆日歩が発生しており、株価に強いインパクトを与えている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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