【銘柄診断】日機装は航空機の需要増を見直す、成長性を評価する外人買いが膨らむ
2012年7月18日 12:48
日機装 <6376> は7月13日に大幅高し、3月28日の高値884円を更新し、新展開に入ってきた。米ボーイングの新小型機「737MAX」の受注規模が1000機に達したと伝えられたほか、国産小型ジェット機「MRJ」を開発する三菱航空機が11日、米スカイウェストから100機を受注することで合意したと発表するなど、航空機関連の材料表面化が直接的な材料になった。同社は航空機の着陸時に使われる逆噴射装置用カスケードで、炭素繊維強化樹脂(CFRP)製の世界シェア9割超を誇る。
世界的な石油、ガスの生産増を背景に、往復動ポンプ、クライオジェニックポンプの増勢が続く。人工透析装置の国内シェアは5割を超えるが、人工透析装置は5~6年程度のサイクルで更新需要が見込まれ、同社の強力な収益基盤となっている。
世界的な成長市場である、医療、産業用ポンプ、航空機部品のニッチ分野で高シェアを持ち、そうした成長性に外国人の評価が高く、外国人の持ち株比率は前々3月期末の10.6%から前3月期末には18.9%へ大幅にアップしている。
今なお買いが継続しているものと思われる。今2013年3月期の営業利益は70億円(前期65億8000万円)が想定され、前期に続いてのピーク利益更新が予想されている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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