ジャパンケーブルネット、次世代STB「Smart TV Box」の事業者トライアルを実施
2012年7月18日 12:41
ジャパンケーブルネット(JCN)は18日、8月より、KDDIと共同で次世代セットトップボックス(STB)「Smart TV Box」のサービス提供に向けた事業者トライアルを、JCNグループケーブルテレビ局において実施すると発表した。
事業者トライアルでは、JCNグループの顧客管理や工事発注に関する実用システムを利用し、申込みからサービス開通までの業務フローの確認や、サービス開通時の「Smart TV Box」の機器管理に関するKDDIとのデータのやり取りについて両社のシステムで相違なくデータ連携可能か、などを確認する。JCNでの「Smart TV Box」の商用サービス提供開始時期は、事業者トライアルの結果を踏まえ、別途案内するという。
また、JCNは今回の事業者トライアルのなかで、「Smart TV Box」向けに自社で開発した「視聴番組のオススメ」、「自主放送番組の動画配信」、「JCNからのお知らせ」といったアプリ・ウィジェットについても検証を行う。
なお、「Smart TV Box」は、KDDIがパナソニックからの全面的な協力のもと開発、製造を行い、一般社団法人日本ケーブルラボとの連携により、同ラボ技術仕様に準拠した、世界で初めてとなるAndroid 4.0を搭載したケーブルテレビ用のセットトップボックス(STB)。これまでのSTBの機能である地デジ、BS、ケーブルテレビ放送受信に加え、Wi-Fiのアクセスポイントも搭載。これにより、自宅のテレビやタブレット端末、スマートフォンなどのWi-Fi搭載機器で、YouTubeやニコニコ動画など多彩なコンテンツも楽しめる。また、使いやすさにこだわったユーザーインターフェースを搭載し、番組検索やインターネット検索も快適な操作性で利用できる。