【今日の言葉】東京電力株に諦め、上場来安値

2012年7月18日 11:20

  『東京電力株に諦め、上場来安値』=東京電力 <9501> の株価が18日(水)朝方9時01分に120円と1951年上場以来の最安値をつけた。

  2011年3月に発生した東日本大震災から3ヵ月後の6月に148円と下げていた。その後は一時643円と戻していたものの、ここに来て下げ圧力が加速してきた。モノの価格・値段は当然、「売り・買い」によって決まる。今は東京電力を買いたい投資家より売りたい投資家が多いから下げる。

  17日に経産省の「電力システム改革専門委員会」が、電力小売全面自由化や発電と送電の分離などについて基本方針をまとめ発表した。これにより、供給(売り)が増え電力料金という価格も値下りし経営にとってマイナスということを嫌気している。「僅かな配当でもあれば、株価下支えとなるのに無配では」(中堅証券)と、マーケットは諦め顔。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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