全日空、太平洋路線を就航する航空会社の中で最も優秀 英航空ショーで受賞

2012年7月17日 13:12

 全日本空輸(ANA)は13日、SKYTRAX社が運営する2012年「ワールド・エアライン・アワード」において、太平洋路線を就航する航空会社の中で最も優秀と評価され、「ベスト・トランスパシフィック・エアライン」賞を受賞したと発表した。7月12日、ロンドン近郊で開催中のファンボロー・エアショーにおいて受賞式典が行われた。

 SKYTRAX社による「ワールド・エアライン・アワード」の受賞は、ANAとしては昨年初めて受賞した「World's Best Airport Services」及び「Staff Service Excellence, Asia」に続き、これが二年連続で二度目となる。同評価は、約1800万人にのぼる世界中のエアラインユーザーがアンケートに加わり、生の声にもとづき「顧客満足度」を図る調査。

 今回受賞した「ベスト・トランスパシフィック・エアライン」は、チェック・インから搭乗までの空港サービス、機内の清潔さ、座席の快適性、食事や飲み物の量・質、機内エンターテイメント、および地上・機内におけるスタッフのサービスに至るまで、ANAの一連の商品プロダクトと人的サービスを総合的に見て判断されたもの。

 現在、ANAは太平洋路線を8路線就航しており、7月25日より9路線目となる成田=シアトル線を開設。また今年度中に成田=サンノゼ線の就航も予定している。

 なお、SKYTRAX社は、1989年創立の英ロンドンに拠点を置く航空産業コンサルティング・格付け会社。「ワールド・エアライン・アワード」は、SKYTRAX社独自のWEBアンケートなど各種顧客調査にもとづき、200社を超える航空会社を対象に1年に1回評価・表彰を行うもの。

 またSKYTRAX社は、「ワールド・エアライン・アワード」とは別に、「1スター」から「5スター」の星の数で航空会社を格付けする「Airline Star Ranking」も実施しており、ANAは現在「4スター」。さらにANAグループ経営戦略の中で2013年度までに「5スター」を獲得することを目指している。

関連記事

最新記事