日産、燃費25.2km/Lを実現した新型「ノート」を世界初公開 9月より発売
2012年7月17日 10:54
日産自動車は、7月16日に横浜大さん橋で行われたワールドプレミアイベントにおいて、新型グローバルコンパクトカーを世界初公開した。同モデルは日本における次期型「ノート」となり、今年9月より発売する。
同新型グローバルコンパクトカーは、顧客のくらしの中で最も使いやすい車を目指し、コンパクトカーのさらなる可能性を追求。力強く躍動感のあるダイナミックなデザイン、広く快適な室内空間に加え、先進的なエンジン技術と軽量プラットフォーム、空力に優れたボディを組み合わせることでクラストップレベルの低燃費・低排出ガスを実現している。また、コンパクトクラスで初となるアラウンドビューモニター(AVM)を搭載するなど、高い快適性と利便性を顧客に提供する。
エクステリアは、"スカッシュライン"と呼ばれる印象的なボディサイドのキャラクターラインと、車全体の勢いを強調したエアロシルエットが、力強いダイナミズムをもたらし、特徴的で魅力的なフロントグリルやヘッドランプ、リヤコンビネーションランプなどと相まって、エネルギッシュで自信に満ちた姿を表現している。
インテリアは、開放的なキャビンに、砂紋からインスピレーションを得た流麗なキャラクターラインを持つインストルメントパネルや、ファインビジョンメーターなどを配し、モダンで上質な室内空間を演出している。また、車体構造を全面的に見直すことで、コンパクトなボディながらこのクラスの期待値を大きく上回る室内空間を実現している。
日本で9月に発売される新型「ノート」には、新開発の直噴スーパーチャージャーを搭載した「HR12DDR」エンジン(DIG-S エコ スーパーチャージャー)と「HR12DE」エンジンをラインアップし、2WD車にはアイドリングストップシステムを採用。トランスミッションは全車に副変速機付エクストロニックCVT(無段変速機)を搭載する。
「HR12DDR」エンジンは、3気筒の1.2リッター直噴ミラーサイクルエンジンに、スーパーチャージャーを搭載し、過給による高い応答性を活かして1.5リッター並のトルクを発生しながら、力強く気持ちの良い走りとクラスナンバー1の低燃費25.2km/L(JC08モード)を両立している。
「HR12DDR」エンジン搭載車は、「環境対応車普及促進税制(エコカー減税)」により、自動車取得税及び自動車重量税が免税となる。「HR12DE」エンジンを搭載した2WD車は、自動車取得税および自動車重量税が75%減税される。
なお、同車は日本において、現行「ノート」と現行「ティーダ」の幅広い顧客をカバーするモデルとなる。現行「ティーダ」で高い評価を得ている広々とした室内や上質なインテリア等を受け継いでおり、更に最上級グレードのMEDALISTは、質感の高いスエード調クロス×合皮のコンビシートやコンパクトクラスで初設定となるアラウンドビューモニター(AVM)などプレミアムな価値と先進装備が標準となっている。
日産は、究極のエコカー「ゼロ・エミッション」とエンジン進化型エコカー「PURE DRIVE」を二本柱として、CO2排出量の削減に取り組んでいる。「HR12DDR」エンジンと「HR12DE」エンジンを搭載した新型「ノート」も「PURE DRIVE」の1モデルとなる。
初代「ノート」は2005年に日本で発売されて以来、現在まで世界累計で約94万台を販売している。また、日本向けの新型「ノート」は、日産自動車九州で生産される。2013年に発売予定の欧州向けは、英国サンダーランド工場で生産される計画。