【銘柄診断】商船三井は二番底探りの低調な展開、会社側の業績見通しは保守的

2012年7月16日 18:52

  商船三井 <9104> は7月13日には243円と6月4日の安値247円を下回り、低調さが目立っている。

  2月27日の391円、3月19日の390円でダブルトップを形成、以後は全くいいところがなく整理に終始してきただけに、戻りを待つムードが強まっていたのだが、世界的な景気低迷懸念で改めて売り直しの動きが強まっているようだ。

  前2012年3月期に大きく落ち込んだコンテナ船の運賃が足元で持ち直しているほか、東日本大震災で悪化した自動車船の輸送効率の改善、コスト削減などにも積極的に取り組んでいる。

  今2013年3月期は営業利益160億円と前3月期の244億円の損失から黒字への転換が見込まれている。ただ、この見通しについては、アナリスト筋はきわめて保守的との見方で一致している。

  PBRは0.5倍と十分過ぎるほどに売り込まれてきており、7月31日の決算発表が大いに注目される局面だ。個人投資家の押し目買いも続いている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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