しんかい2000、新江ノ島水族館で常設展示
2012年7月15日 15:20
神奈川県藤沢市片瀬海岸の新江ノ島水族館は14日、日本初の本格的な深海有人潜水調査船「しんかい2000」の常設展示を開始した(深海II ~しんかい2000~、海洋研究開発機構のプレスリリース、YOMIURI ONLINEの記事、カナロコニュースの記事)。
しんかい2000は1982年に完成。2002年に活動を休止するまで1,411回の潜航を行い、相模湾・初島沖での化学合成を行うシロウリガイのコロニー発見や沖縄トラフでの熱水噴出現象を発見するなどの成果を残している。相模湾での潜航回数が最も多いことから、相模湾に面して立地し、相模湾を展示テーマにしている新江ノ島水族館が常設展示先に選ばれたようだ。同館では練習用に使われていたコックピットの模型や相模湾で捕獲された深海魚の標本も一緒に展示し、深海調査研究の歴史なども紹介しているとのこと。 スラッシュドットのコメントを読む | サイエンスセクション | 日本 | 地球 | サイエンス
関連ストーリー:
しんかい 6500、白いスケーリーフットを発見 2010年12月15日
江ノ島水族館、デンキウナギと発電床でクリスマスツリー点灯 2010年12月04日
しんかい6500を使ったテレビ番組企画案、募集中 2009年02月27日
海洋研究開発機構の小型無人潜水機「ピカソ」が御披露目 2007年03月20日
次世代1万m級深海無人探査機の開発へ 2006年03月01日
地球深部探査船「ちきゅう」が完成 2005年08月02日