【銘柄診断】三協・立山ホールディングスは新中期経営計画の成長性に評価機運強い
2012年7月15日 17:31
三協・立山ホールディングス <3432> は7月12日の決算発表を契機に切り返しの動きを強めてきた。前2012年5月期は営業利益103億円と前々期比31%の大幅増益を確保、予想を大きく上振れての着地となった。
ただ、今2013年5月期については、設備の合理化・改善などの設備投資増で設備関連費等が増加することから、営業利益90億円と前期比13%減の見通しが明らかになった。これだけだと、評価としては微妙なものであった。しかし同時に発表された新中期計画では2015年3月期に営業利益150億円を目指す積極的な数字が明らかになり、ここらあたりが13日の相場が最終的に大幅高で終わった要因といえそう。
改装・リフォーム事業の建材の強化、非建材事業ではLED照明のラインナップを拡充し小売業の省エネ配慮型店舗などの需要増に対応。そしてアジアを中心に現地生産・販売体制を整備し海外比率を前5月期の1%未満から6%に引き上げることなどが成長へ向けての骨子。そうした中期的な成長を前向きに取り込む機運が強まるようだと、株価の戻りが持続的なものになる可能性もある。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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