指先サイズの「アンテナ」を使ってTV番組をネット配信する「Aereo」

2012年7月13日 12:39

insiderman 曰く、 米国で、「Aereo」という企業がTV番組をネット経由で視聴できるようにする有料サービスを提供している(日経ITpro)。「Aereo」は「非常に小さいテレビアンテナをデータセンターに多数設置し、サービス加入者にこれらアンテナへのアクセスを提供する」というもの。顧客はiPhoneやiPad、Apple TV、Macなどで米主要放送局を含む20以上の放送局の番組を視聴できるという。また、オンラインストレージを使った録画も可能という。料金は月額12ドル。

 しかし、同社のサービスは放送局の許諾を得たものではないため、放送局から著作権法違反として訴訟を起こされていた。しかし11日、ニューヨーク州南部地区連邦地方裁判所は放送局らの再配信仮差止要求を却下した。Aereoの主張は、同社は受信機器を顧客に貸し出しているだけ(「特殊な受信用アンテナをユーザにライセンスしているにすぎない)というものだ。

 日本では同様のサービスを提供していた企業に対し違法であるという判断が出ていたが、最終的な判決がどうなるのか気になるところである。

 しかし、CNETの記事を見てみるとこの「アンテナ」と称されるものは指先サイズであり、本当にこれで受信しているのか非常に気になるところではある。

 スラッシュドットのコメントを読む | YROセクション | YRO | 著作権

 関連ストーリー:
「まねきTV」訴訟、逆転違法判決。原判決棄却、知財高裁へ差戻し 2011年01月18日

 

関連記事

最新記事