【銘柄診断】大阪チタニウムテクノロジーズは売上げ急増期を迎える、利益追随に期待

2012年7月12日 15:14

  大阪チタニウムテクノロジーズ <5726> は7月11日に大幅高し、本格出直り相場にスィッチが入った感触だ。

  米ボーイングの新小型機の受注1000機到達や、欧州のエアバス社の積極姿勢などが伝えられ見直し人気が回ってきたもの。

  市場筋の一部では有力筋が一時介入を想定した銘柄との見方が流れ、思惑が拡大した面も指摘されている。

  今2012年3月期は営業利益60億円、前期比6%減の見通しでスタートしている。チタン事業は輸出向けで航空機向けに引き続き堅調な需要が期待でき、ポリシリコン事業は、半導体需要の期後半からの回復が想定されている。ただ、チタン原料の需給逼迫による一段の価格上昇が見込まれることなどが減益要因になるという。

  同社の営業利益のピークは2008年3月期の209億円だが、当時の売上げは536億円。今3月期の売上げ予想716億円はそれを33%も上回る。売上げの急増は、ある時点を契機に利益が急増する可能性があることを示している。

  今3月期は前期比15%もの増収が想定されており、そうした中での減益見通しとあって、かなりの改善余地がありそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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