パナソニック、データ暗号化ソフト「秘文」対応のタブレット端末を販売

2012年7月12日 12:20

 パナソニックシステムネットワークスと日立ソリューションズは11日、スマートデバイス向けセキュリティ分野において協業すると発表した。具体的には、日立ソリューションズのスマートデバイス向けデータ暗号化ソフトウェア「秘文AE SmartDeviceEncryption」に対応したタブレット端末「BizPad」4機種を、パナソニックシステムネットワークスが開発・製造し、7月31日から販売開始する。

 近年、ビジネスシーンにおいて機動力や使いやすさの点でスマートデバイスの利用が進む一方で、紛失・盗難時の情報漏えいリスクが大きく、セキュリティ対策が大きな課題となっており、このような背景を受け、両社は今回の協業に至った。

 データ暗号化ソフトウェア「秘文AE SDE」に対応したタブレット端末「BizPad」は、「BizPad」の内蔵データとmicroSDカード内データが「秘文AE SDE」により暗号化され、端末が盗難や紛失に遭った際に端末内データが第三者に参照されることを防ぐ。暗号化機能は、「秘文AE SDE」のライセンスを有効にすることで利用することができる。また、「秘文AE SDE」を利用者が変更することができないAndroidプラットフォームへ組み込むことでアンインストールができなくなり、より確実な情報漏えい防止環境を実現する。

 さらに、「BizPad」と日立ソリューションズのスマートデバイス向け指静脈認証システム「静紋 JS1」を組み合わせて利用することで、「BizPad」の起動時およびスリープ復帰時のスクリーンロック解除に指静脈認証を利用することができ、タブレット端末をさらに安全に、かつ効率的に利用できる運用環境を提供する。

関連記事

最新記事