中目黒Impossibleで高橋理子のアート展開催 「ON PURPOSE」
2012年7月11日 17:15
東京・中目黒のImpossible Project Spaceで、2012年7月20日(金)から8月5日(日)までアーティスト高橋理子の展覧会「ON PURPOSE」が開催される。
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「ON PURPOSE」とは、もの作りの背景に焦点を当て、生み出されるものへの向き合い方を再考し、固定観念を覆すきっかけを見出すためのプロジェクト。今回で第三展となる本展は、 Impossibleのインスタントフィルムが持つ背景にインスパイアされた高橋が、そのフィルム上に意図せずして生まれる現象を意図的に見せる実験的な展覧会。視点を移すことで、これまで見えなかったことが面前に現れ、その存在の意味までもが置き換わる瞬間を体感できる。
「私がこのフィルムを前にして、興味をそそられたのは、このフィルムが誕生するまでの経緯と、今でもなお試行錯誤して進化を続けているという現状。そして、そこに関わる人の存在と痕跡だった。ポラロイドカメラとImpossibleのインスタントフィルムを手に取り、何かを撮影したいとは思わなかった。素敵なものをそこに収めて、美しい写真を展示することよりも、このフィルムの存在を前面に押し出したいという衝動に駆られたのです。」
高橋理子：東京藝術大学大学院博士課程修了。博士号（美術）取得。2006年、株式会社ヒロコレッジを設立。円と直線のみで表現される図柄が特徴。着物に新たな視点で向き合うためのポートレート作品や、様々な産地や職人と共にもの作りを行なうプロジェクト「HIROCOLEDGE」など、ジャンルレスな幅広い表現を行なっている。