【注目のリリース】東宝は「テルマエ・ロマエ」など好調で大幅増益
2012年7月11日 21:22
■第1四半期は「渋谷ヒカリエ」4月に竣工
東宝 <9602> は11日の大引け後、第1四半期の連結決算(3~5月)を発表。売上高は前年同期比11.8%増の524.89億円となり、営業利益は同56.8%増の89.84億円、純利益は同5.4倍の49.0億円と好調だった。
映画事業では、この期間の封切り作品として、「テルマエ・ロマエ」や「ドラえもん」シリーズ、「クレヨンしんちゃん」シリーズなどを配給。映画営業事業の営業収入は前年同期比46.8%増、営業利益は同80.6%増となった。映画館入場者数は同14.5%増加。この結果、映画興行事業の営業収入は13.7%増となり、営業利益は同125.3%増となった。
不動産事業では、東宝不動産 <8833> の渋谷東宝ビル別館跡地に近隣地権者との一体開発により建築を進めていた「渋谷ヒカリエ」が4月に竣工稼働した。
今2月期の予想は変更せず、連結売上高は前期比0.4%増の1820億円、営業利益は同1.1%増の170億円、純利益は同13.7%減の85億円。予想1株利益は45円87銭。
株価は6月4日の1217円を下値に持ち直し、7月2日に1380円の戻り高値。その後は浅い調整を入れ、本日の終値は1360円(8円高)。チャート観測では、浅い調整の「倍返し」波動で1450円への上昇が見込める。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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