【銘柄診断】日本電産はHDDが盛り返し業績回復が顕著、株価の見直しを待つ態勢
2012年7月11日 16:02
日本電産 <6594> (大1)は底値圏での動きが続いている。6月に自社株買いの枠を拡大すると発表し好感されたが、人気は一時的なものにとどまり、買い付いた向きの投げが出たことで、むしろ改めて売り直される要因になってしまった。
目先的には支援材料難の様相が強いが、今2013年3月期からの業績上伸基調は来2014年3月期以降も引き継がれる見通しで、アナリスト筋の評価は高く、この底値圏は買い場到来のニュアンスだ。
今3月期は営業利益950億円と前期比30%の増益が見込まれている。タイの洪水による供給不足で繰り延べられていた需要が夏から秋にかけて顕在化するほか、ウルトラブックなどパソコンの拡大もあって、HDDの需要が増加する見込みにあることが背景。
来2014年3月期以降は家電、自動車向けモーターを含む一般モーターの収益拡大がより具体化する方向にある。今3月期から連続の最高益更新となる見通しだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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