【銘柄診断】日産東京販売ホールディングスは売り方の買い戻し動向が焦点になる
2012年7月11日 16:02
日産東京販売ホールディングス <8291> は仕手相場の土壌が拡大しつつある。需給動向を見ると、信用売り残は6月8日申込み現在の99万株から、直近7月6日申し込み現在では723万株へ大きく膨らんできた。
一方、信用買い残の増加は緩慢なものにとどまり、7月6日申し込み現在で560万株に過ぎない。取組みは大幅な売り長状態となり、結果、連日の逆日歩発生につながっている。最近の急騰相場の起点は6月8日の212円。そこからほとんど調整なしに上昇しており、売り方はここまで買い戻しはノーチャンスの状態で推移してきている。
2005年5月にK氏介入で902円まで買い進まれた、当時の仕手相場がオーバーラップしてくるところ。資本準備金の振替などにより、前期末で繰越欠損金が解消されており、業績いかんでは今3月期にも復配の可能性が出てきている。復配人気も仕手人気を増幅する要因になる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・【銘柄診断】大成建設は大フシの223円クリアーに挑む、逆日歩発生も支援(2012/07/11)
・【銘柄診断】昭和電工はHDDの納入先が今期後半から拡大、見直し人気強まる(2012/07/11)
・犬丸正寛の相場格言~データでは説明できない先人の知恵をもとに株式投資で大成功~(2012/02/02)
・株式評論家・浅妻昭治のマーケットセンサー(銘柄発掘の王道を伝授・注目株厳選)メルマガがスタート!登録受付中(2012/02/02)