【銘柄診断】ジェイアイエヌは6月月次売上高の倍増を買い直して高値肉薄

2012年7月11日 14:08

  ジェイアイエヌ <3046> (JQS)は11日、前場77円高の1647円と高値引けで急反発、7月9日につけた年初来高値1650円を肉薄しており、後場は、上げ幅をやや縮めているが、高値圏で堅調に推移している。7月5日に発表した今年6月度の全店売上高が、前年同月比で2.0倍と続伸したが、利益確定売りに押されており、この一巡からきょうは今年4月に続き今8月期業績の再上ぶれ・再増配思惑を高めて、改めて買い直す動きが強まっている。

  6月度月次売上高は、既存店が、前年同月比70.4%増と続伸し、これに新規出店42店舗(退店1店舗)を加えた全163店舗ベースでは2.08倍と今期最大の伸びとなり、期初からの10カ月累計でも55.9%増と伸びた。中核商品の「エア・フレーム」が好調に推移し、新投入したパソコン専用メガネなどの新機能アイウエアも、認知度向上に伴い着実に伸長していることが要因となった。

  同社の今8月期業績は、今年4月に販売好調で上方修正、純利益は、8億4000万円(前期比2.1倍)と前期の過去最高からさらに大幅続伸することが予想されたが、再上ぶれ期待も高まってくる。仮に再上ぶれの場合は、4月に業績上方修正に伴い配当性向20%維持の配当政策に従って期末配当を8円(前期実績4円)に引き上げた前例から、再増配思惑も強まる。

  株価は、年初来高値肉薄で投資採算的に割高となるが、「勝ち組」人気を高め上値追いに弾みをつけよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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