三菱自、小型SUV「アウトランダースポーツ」をインドネシアで現地生産・販売
2012年7月10日 16:37
三菱自動車は10日、インドネシアにおいて、コンパクトSUV「アウトランダースポーツ」の現地生産を開始したと発表した。
三菱自動車のインドネシアにおける車両組立委託先であるP.T. Krama Yudha Ratu Motor(KRM)で生産され、現地総販売代理店であるP.T. Krama Yudha Tiga Berlian Motors(KTB)の販売網を通じて販売される。
三菱自動車は、2010年2月より日本国内にコンパクトSUV「RVR」(「アウトランダースポーツ」の日本名)を投入後、世界各地に同車を輸出し、好評を博しているが、今回インドネシアにおいて初めて海外生産を開始した。
インドネシア市場においては、2009年6月に中型SUV「パジェロスポーツ」を投入し、2011年の中型SUVセグメントでシェア1位を獲得しているが、これに続く新たなラインアップとしてコンパクトSUV「アウトランダースポーツ」を投入し、SUV市場での更なるシェア拡大を目指す。また、今後もラインナップを充実させることで、成長市場のインドネシアでの販売強化を図る。
三菱自動車は、2011年1月に公表した2013年度までの中期経営計画「JUMP 2013」において、その事業戦略の柱の一つとして「新興市場への経営資源の集中」を掲げている。中でも、アセアン地域での事業基盤強化を新興市場対応の中心に据えており、インドネシアにおける「アウトランダースポーツ」の現地生産・販売の計画はその一環をなすものとなる。